世界で最も成長する中国のパッケージ市場

12/15/2020

  • パッケージ印刷会社向けに開催した「パッケージング・デイ」で多くの顧客がハイデルベルグのイノベーションに関心を持つ
  • 中国の大手のパッケージ印刷会社が信頼を置くハイデルベルグのソリューション
  • 上海の生産拠点とマスターワーク社とのパートナーシップがハイデルベルグの成長を後押し

パッケージ市場は成長しています。Pira Smithersの2019年の調査「2024年までのグローバルパッケージの未来」によると、パッケージの世界的なボリュームは2019年に約9,200億ドル(USD)に到達し、さらに2024年までに年間平均2.8%の成長率で10億ドル以上成長すると予想されています。この調査では、板紙、軟包装、硬質プラスチック、金属、ガラスのボリュームが調査されます。2018年は、アジアが最大の市場で、世界の約40%のパッケージ消費量を占め、次いで北アメリカが約22%、3番目の西ヨーロッパは約20%という結果でした。中国は、世界最大のパッケージ消費国で、その額は2,000億ドルを超えています。中国は2019年から2024年の5年間で、約5%の割合でパッケージの消費量が急速に増加すると予測されています。これは、手取り収入の増加、中産階級の拡大、人口増加、都市化の進展、eコマースのさらなる拡大によるものです。

ハイデルベルグは、このマーケットポテンシャルを活用したいと考えています。ハイデルベルグは、板紙のカートン印刷の成長分野で活躍しており、理想的な立場にあります。「私たちにとって非常に重要な中国市場は、パンデミックが進行する最中、需要が最短で回復し、前年度と同じ水準に戻っています」とハイデルベルグCEOライナー・フンツドルファーは述べています。「長期的な見通しも良好です。中国は依然として、世界で最も急成長している市場です。当社は市場シェアの約50%を占めるマーケットリーダーであり、この確固たる地位をさらに強化したいと考えています。そのため、上海の生産拠点を引き続き拡大し、付加価値を共有していくことで市場競争力をさらに高めていきます。現地での生産だけではなく、ハイデルベルグチャイナは、セールスおよびサービスの強力なチームによるサポートを提供します。私たちは、成功しているパッケージ印刷会社にしっかりと目を向けています」

PMC上海で開催した「パッケージング・デイ」のオンラン視聴者は10万8000人超
ハイデルベルグのソリューションに信頼を置く中国の大手パッケージ印刷会社
上海の生産拠点とマスターワーク社とのパートナーシップがハイデルベルグの成長を後押し
その他情報
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太田 一彦
デジタルマーケティング部 Tel: 03-5715-7374
Fax.: 03-5715-7260

世界で最も成長する中国のパッケージ市場

12/15/2020

パッケージ市場は成長しています。Pira Smithersの2019年の調査「2024年までのグローバルパッケージの未来」によると、パッケージの世界的なボリュームは2019年に約9,200億ドル(USD)に到達し、さらに2024年までに年間平均2.8%の成長率で10億ドル以上成長すると予想されています。この調査では、板紙、軟包装、硬質プラスチック、金属、ガラスのボリュームが調査されます。2018年は、アジアが最大の市場で、世界の約40%のパッケージ消費量を占め、次いで北アメリカが約22%、3番目の西ヨーロッパは約20%という結果でした。中国は、世界最大のパッケージ消費国で、その額は2,000億ドルを超えています。中国は2019年から2024年の5年間で、約5%の割合でパッケージの消費量が急速に増加すると予測されています。これは、手取り収入の増加、中産階級の拡大、人口増加、都市化の進展、eコマースのさらなる拡大によるものです。

ハイデルベルグは、このマーケットポテンシャルを活用したいと考えています。ハイデルベルグは、板紙のカートン印刷の成長分野で活躍しており、理想的な立場にあります。「私たちにとって非常に重要な中国市場は、パンデミックが進行する最中、需要が最短で回復し、前年度と同じ水準に戻っています」とハイデルベルグCEOライナー・フンツドルファーは述べています。「長期的な見通しも良好です。中国は依然として、世界で最も急成長している市場です。当社は市場シェアの約50%を占めるマーケットリーダーであり、この確固たる地位をさらに強化したいと考えています。そのため、上海の生産拠点を引き続き拡大し、付加価値を共有していくことで市場競争力をさらに高めていきます。現地での生産だけではなく、ハイデルベルグチャイナは、セールスおよびサービスの強力なチームによるサポートを提供します。私たちは、成功しているパッケージ印刷会社にしっかりと目を向けています」

PMC上海で開催した「パッケージング・デイ」のオンラン視聴者は10万8000人超

ハイデルベルグはパッケージの成長市場で、折り箱印刷およびラベル印刷向けのソリューションを提供しています。新型コロナウィルス感染症は、ローカル規模のデジタルコミュニケーションとイベントの発展を加速させました。ハイデルベルグチャイナは、9月末に「パッケージング・デイ」としてオンライン形式と対面式を組み合わせたイベントを開催しました。このイベントは、インテリジェントな高性能機器と最適化されたプロセスの活用による高い生産ポテンシャルをパッケージ印刷会社に披露するために開催されました。これは、生産の小ロット化や付加価値の高い後加工への要求など、中国のパッケージ印刷業界の市場動向に対する答えです。さらにハイデルベルグは、生産プロセス全体の包括的なポートフォリオを披露しました。

上海のプリントメディアセンター(PMC)では、65名のお客様が10個以上のライブデモンストレーションで、スピードマスターCD102 9色機が4つの異なるアプリケーションを作成するのを見学しました。パッケージに多くの価値を与える高速の仕事替えと仕上げ加工がハイライトとして紹介されました。プレミアムパッケージは、中国でも非常に人気があります。中国各地から集められたお客様レポートでは、ハイデルベルグの機械に対するお客様の信頼と評価が示されました。

同時にライブデモンストレーションは、中国版TikTokの「抖音(Douyin)」とライブ配信プラットフォームModuの2つのライブストリーミングプラットフォームで配信され、10万8,000人以上が視聴しました。ModuのリンクはWeChatエコシステムで簡単に交換することができ、すべてのチャンネルで完全なコミュニケーションが可能になります。イベントは、約7万「いいね」を獲得しました。

「私たちは中国市場で、顧客と密なコミュニケーションをとるために、新しいコンセプト、プラットフォーム、アプリケーション、そして地域イベントにさらに投資しています。パッケージング・デイでは、私たちのイノベーションをオンラインとオフラインで効果的に披露し、お客様とのコミュニケーションも瞬時に取ることができました。」と、ハイデルベルグチャイナCEOベニー・ファンは述べています。私たちはポジティブな結果にとても満足しています。総額約1,200万ユーロとなる枚葉印刷機への問い合わせを20件以上いただき、その内3件は、オンラインプラットフォームからのものでした。」

ハイデルベルグのソリューションに信頼を置く中国の大手パッケージ印刷会社

2020年、中国を代表するたばこパッケージ印刷会社のひとつである四川省遂寧市のスーチュアンクアンザイプリンティング社(四川宽窄印务有限责任公司)は、遂寧に新工場を設立することで、生産能力をさらに拡大しました。同社は、ハイデルベルグチャイナに合計23台の印刷ユニットを備えた2台のスピードマスターCX102を注文しました。このうち1台は今年の12月に搬入される予定です。クアンザイプリンティング社にとって、ハイデルベルグとの提携はこれが初めてです。契約を締結したのはPush to Stopを備えた2020年世代の最新のスピードマスターCX102です。これにより、遂寧工場の年間の生産能力が100万カートンほど向上します。同社は主に、プレミアムたばこパッケージを生産しています。

シェンジェンジンジャグループ(深圳劲嘉集团股份有限公司)は、20年以上ハイデルベルグのお客様です。ジンジャ社は、中国を代表するパッケージ印刷会社の一つであり、たばこ、リキュール、スピリッツ、化粧品の各分野で一流ブランドのハイエンド市場にサービスを提供しています。この分野の顧客は、新商品の開発と革新的な設計に大きな期待を抱いています。

ハイデルベルグ上海工場で製造された2台のスピードマスターCD102-6+Lが、2017年と2019年に搬入されました。この印刷機はジンジャ社の開発センターで、新しい印刷製品の開発とカラープルーフに使用されています。

本拠地である深圳と他の拠点にあるすべての印刷機は、カスタマイズされた長さのCX102とCD102で、エンドカスタマーのニーズに合わせてジンジャ社と共同で設計されました。

深圳にある印刷会社シィーアーンヂャンロォン社(深圳贤俊龙彩印有限公司)は、ハイデルベルグ上海工場で製造された9,999番目の印刷ユニットを備えたスピードマスターCD102-9+Lを今年導入しました。シィーアーンヂャンロォン社は、スピリッツ、シガレット、そしてラグジュアリー製品向けのパッケージを専門とする中国を代表するパッケージ印刷会社の1つです。シィーアーンヂャンロォン社とハイデルベルグ社とパートナーシップは、20年前に遡ります。チンプー工場の999番目の印刷ユニットを備えたスピードマスターCD102も、シィーアーンヂャンロォン社の工場で現在稼働しています。同社には今年、さらに2台のスピードマスターCD102-8+Lが搬入されます。この記念の印刷機は、スピードマスターCD102、CX102とともに稼働します。(過去のプレスリリース

上海の生産拠点とマスターワーク社とのパートナーシップがハイデルベルグの成長を後押し

ハイデルベルグ上海の生産工場は、上海近郊のチンプー工業地区にあり、2006年に稼働を開始しました。近代的な基準で建設され、現在では約45,000平米の生産エリアを有しており、アジアにある印刷機械工場としては最大規模を誇る生産拠点のひとつとなっています。「現時点では、新型コロナウィルス感染症は工場の稼働率に影響を与えていません」とハイデルベルグ上海工場責任者アキム・マーゲンターラーは説明します。「安全対策の実施により、私たちは2月中旬には、上海で稼働を再開した最初の工場のひとつになりました。サプライヤーからの部品供給も2月末には完全に復活しました。2月、3月には、スケジュールが確定している機械があり、すべて納期通りに出荷することができました。それ以降、私たちは安定した稼働と通常の生活に徐々に戻っていきました」

工場は完全稼働しており、第四四半期の生産量は昨年より高くなっています。輸出率も昨年と比較して上昇しており、例として、中国国外で初となったコーティングユニット搭載の8色機のスピードマスターCD102を含めた日本への輸出の増加が挙げられます。

最も販売されているのはスピードマスターCD102です。これらの約60%~70%が、パッケージ印刷で使用されています。長いコーティングユニットを備えた印刷機は中国市場で特に好評です。「2018年に私たちは最初のスピードマスターCD102-7+Lの出荷を開始し、翌年にスピードマスターCD-8+Lを出荷しました。今年は、シィーアーンヂャンロォン社に搬入したスピードマスターCD-9+Lのように、年々増加しています。2018年から今日までスピードマスター102シリーズの長いパッケージ印刷機が80台以上製造され販売されています」とマーゲンターラーは続けます。

ハイデルベルグは、パッケージセグメントの後加工機をマスターワーク社と提携して提供しています。マスターワーク社は、打ち抜き機、エンボス加工機、ホットフォイル機のアジア地域最大のメーカーです。パッケージ市場向けに、マスターワーク社は複数の新しい機械を開発しており、ハイデルベルグは打ち抜き機と製函機を世界で500台以上販売しています。ポートフォリオは顧客のニーズに合わせて拡大し続けています。

ハイデルベルグとマスターワーク社のパートナーシップは2019年にさらに強化され、マスターワークは、約8,5%の株式を保有するハイデルベルグの長期的かつ戦略的な主要株主になりました。これによりハイデルベルグは、成長するパッケージ印刷市場での地位をMKと共にさらに拡大していきます。最近発表されたマスターワーク社とのジョイントベンチャーにより、ハイデルベルグは中国の成長市場における先導的な地位をさらに強化していきます。joint venture with Masterwork

その他情報

イノベーションウィーク – Unfold Your Potential -では、商業印刷、ラベル印刷、パッケージ印刷などのセグメントにおける自動印刷生産、新たなビジネスモデル、人工知能、デジタル化、利益の最適化などの、多くのテーマについて詳しく知ることができます。今すぐ登録して、ビデオデモンストレーション、カタログなど、すべてのコンテンツをご覧ください。

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