錦明印刷株式会社 スピードマスターCX104国内1号機を導入 Game Change、End to end、Sustainabilityを軸にビジネスを変革

12/17/2021

ハイデルベルグ・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 ヨルグ・バウアー)は、錦明印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 塚田司郎)の富士見事業部(埼玉県鶴ヶ島市)にて、印刷業界紙各社を招き、日本国内初の導入となったスピードマスターCX104の記者発表会を開催いたしました。

記者発表会の最初に挨拶に立ったハイデルベルグ・ジャパン 営業本部執行役員の土山昌雄は、まだ完全にコロナ感染が沈静化していない状況下で見学会という機会を与えてくださったことに感謝の意を表明し、「錦明印刷様は、スピードマスターCX104導入にあたって、単に機械を導入するだけではなく、変革するために会社としてさまざまな取り組みをされています。先週開催されたオープンハウスでは、私たちのカスタマーセンターで、3つのキーワード、Game Change(ゲームチェンジ), End to end(エンドツーエンド), Sustainability (持続可能性)”を軸にデモンストレーションを展開させて頂きましたが、今回は実際の現場で、そうした3つのキーワードをどのように展開されているかをご覧いただければと思います。」と、述べました。

7割から8割の仕事はPush to Stop 完全自動運転印刷が可能
*CO2ニュートラルマシン
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太田 一彦
デジタルマーケティング部 Tel: 03-5715-7374
Fax.: 03-5715-7260

錦明印刷株式会社 スピードマスターCX104国内1号機を導入 Game Change、End to end、Sustainabilityを軸にビジネスを変革

12/17/2021

ハイデルベルグ・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 ヨルグ・バウアー)は、錦明印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 塚田司郎)の富士見事業部(埼玉県鶴ヶ島市)にて、印刷業界紙各社を招き、日本国内初の導入となったスピードマスターCX104の記者発表会を開催いたしました。

記者発表会の最初に挨拶に立ったハイデルベルグ・ジャパン 営業本部執行役員の土山昌雄は、まだ完全にコロナ感染が沈静化していない状況下で見学会という機会を与えてくださったことに感謝の意を表明し、「錦明印刷様は、スピードマスターCX104導入にあたって、単に機械を導入するだけではなく、変革するために会社としてさまざまな取り組みをされています。先週開催されたオープンハウスでは、私たちのカスタマーセンターで、3つのキーワード、Game Change(ゲームチェンジ), End to end(エンドツーエンド), Sustainability (持続可能性)”を軸にデモンストレーションを展開させて頂きましたが、今回は実際の現場で、そうした3つのキーワードをどのように展開されているかをご覧いただければと思います。」と、述べました。

7割から8割の仕事はPush to Stop 完全自動運転印刷が可能

新型コロナ感染症の影響もあって、実際に機械を見ることができない中、今回の投資を決断した錦明印刷株式会社の塚田社長は、会場となった富士見事業部が多くの印刷関係の会社が集まっている工業団地にあることを紹介し、今年10月まで10年以上使用してきた8色機の入れ替えとなったハイデルベルグのスピードマスターCX104の4色機について次のように語りました。「昨今世界中で発生しているコンテナの遅れのために当初より予定が遅れたものの、既に生産をスタートして1週間が経過しました。16,500枚/時という最高速度を常に維持して生産していること、インキキーを全く触っていないこと、これらが今までの印刷機のオペレーションとは大きく異なる点です。また、今はまだオペレータが慣れていないこともあって本番の仕事では確認をするために抜き取りをしているものの、本番の仕事の合間に行なったPush to Stop つまり完全自動運転印刷のテストでは全く問題はありませんでした。当面の間は、自動化率は5割くらいでしょうが、営業の判断も含めて慣れてくれば7割から8割の仕事は自動運転で印刷できるという確信をもちました。ただ、仕事をもっと選べる大手の企業であれば100%自動運転印刷も可能ではないかと思います。」

続いて、経営者の視点から今回導入したスピードマスターCX104の特徴について、5つのポイントをあげました。「昔からあったインプレスコントロールという概念は、昔はロングランの品質安定性が最大の目的だったと思いますが、マーケットのニーズが変化して、今はショートランにおいてどれだけ早く正確な色調を得てスタートし、そして品質を安定させるかが重要であり、それが大いに役立つようになっています。2つ目は、オペレータに話を聞くと、自動化がこれだけ進んでいるとオペレーションの負担が非常に軽いと言います。そうしたことを考えると高齢の方でも機械を動かせる。カラーマネジメントの知識さえあれば力の弱い女性も印刷できる。経験がない若いオペレータでも機械を動かせる等、会社の働き方改革、オペレータの確保にも大いに役立てることが可能です。3番目としては、1週間動かした時点で8色機と同じ生産ができることがわかったので、以前よりROIは改善されるでしょう。また、4番目として、8色機と4色機と比べれば、シリンダーやローラーの数はほぼすべてが半分なので昨今の企業経営では常に考慮しなければならない環境負荷も減らせます。5番目として、通常の用紙であれば毎時16,500枚の速度での生産を維持できる。また、準備時間は約10分。こうした数字で予定を組む担当者と現場のオペレータでお互いが情報を共有できるというのは、実はシンプルでスムーズな生産計画をたてる上で非常に大きい。」と語りました。そして最後に「あの人でなければ印刷できないといった属人化の排除を自動化が可能にしていることはとてもいいことだと思います。」と締めくくりました。

発表会の後半は、富士見事業部枚葉印刷工場に導入されたばかりのスピードマスターCX104、プリネクト、サフィラ印刷資材を使って、早速Push to Stopによる完全自動運転印刷が披露され、オペレータの介入なしに3つの仕事が印刷されデモンストレーションが行われました。また、デモンストレーションの後には、今回導入されたスピードマスターCX104がCO2ニュートラルマシンであることを証明する証明書が、錦明印刷株式会社 代表取締役社長 塚田司郎氏に、ハイデルベルグ・ジャパン株式会社 代表取締役社長のヨルグ・バウアーより贈呈されました。

*CO2ニュートラルマシン

ハイデルベルグ社は2011年10月から、すべてのスピードマスターモデルにおいてカーボン(CO2)ニュートラルの印刷機を提供し、drupa 2012からは、ハイデルベルグのすべての機械(プリプレス、プレス、ポストプレス)が、CO2ニュートラルでご利用いただけます。国際エコバランス標準に従って、ハイデルベルグ社は、ダルムシュタット工科大学と協力して、印刷機械のCO2フットプリントを正確に計算するための方法を開発し、ヨーロッパ最大の応用研究機関であるフラウンホーファー・インスティチュートが、ハイデルベルグ社が印刷機を製造するためのCO2排出量をルールに従って計算していることを認証しています。印刷機製造中に生成されるCO2は、印刷機のCO2排出量に一致した気候保護認証書を購買することで補うことができます。排出のクレジット、もしくは、認証書は、特別な気候保護のプロジェクトに割り当てられています。ハイデルベルグ社は、ゴールドスタンダードによって承認された認証を得ることに決定しています。

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太田 一彦

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