02/15/2022
前列左から、ハイデルベルグセールス南ドイツ担当 ミルコ・クルムプ、ラーヴェンスブルガー社生産責任者 トビアス・リービング氏、後方左から、ラーヴェンスブルガー社プロジェクトマネージャー兼印刷機オペレータ マーカス・ディーント氏、印刷部門マネージャー シュテファン・レーマン氏、印刷機オペレータ ハンス・ガイスト氏。
プリネクトプレスセンターXL3の前にて、マーカス・ディーント氏、ハンス・ガイスト氏、シュテファン・レーマン氏。
1時間に4～5回のジョブチェンジがあるため、前準備プロセスのスピードは経済的な生産をするにあたって非常に重要。写真はスピードマスターXL106-5+L。
ラーヴェンスブルガー社は、ボードゲームやカードゲーム、おもちゃ、ジグソーパズル、児童書などを生産する世界有数のメーカーです。Brio,Think-FunやWonder-Forgeなど、ドイツ国内および国際的なブランドを持つ同社は、世界中で2,300人以上の社員を擁しており、その製品のほとんどは社内で開発および生産されています。
ジグソーパズルやゲームの需要は、現在力強い成長を見せており、これはとりわけ、ラーヴェンスブルガー社で近年大幅に増加している社内印刷ボリュームによって実証されています。同社の生産責任者であるトビアス・リービング氏は、「印刷枚数はこの3年間で3,700万枚から4,900万枚に増加しました。」と、数字の裏付けをします。
枚葉オフセット印刷機は、ラーヴェンスブルクにある同社の工場のコンピテンスセンターで使用されています。用紙、フォーマット、インキの順番は大部分が標準化されています。ハイデルベルグのコーティングユニット搭載スピードマスターXL106-5+Lは2021年夏に稼働を開始しました。76 x 106cmの拡張シートフォーマット（標準フォーマット：75 x 106cm）によって、複数ページを印刷する際に印刷可能範囲を最適化することが可能になります。
スピードマスターXL106は、2020ジェネレーションから高度に自動化されており、Push to Stopテクノロジーを備えています。これにより、ジョブキューに送られたジョブは、自動で完了します。アシスタントソフトウェアのインテリスタート3は、リスト上のジョブを分析し、ジョブチェンジの際にどの仕事順で準備するかを自動で決定します。スピードマスターのオペレーティングシステムは、印刷オペレータに生産プロセスをガイドし、手動による介入が必要なタイミングを示します。
プレート・トゥ・ギャラリーは、刷版を印刷機のギャラリーの高さまで持ち上げる自動プレートロジスティックソリューションです。オートプレートプロを使用すれば、印刷ユニット5台の全体のプレート交換は自動で行われ、2分以内に完了します。
全自動測色システムプリネクトインプレスコントロールは、インキの供給量や見当を自動で約100枚以内に調整し、クオリティーアシスタントシステムは、すべての品質基準を監視します。目標値に到達するとインテリスタート3は自動で本生産速度に切り替わります。
生産高を最大化するために、印刷機は525mm嵩上げした基礎に設置されています。デリバリはノンストップ生産を可能にし、床下コンベヤシステムは各パイルが取り外されると空のパレットを自動的に供給します。デリバリパイルでは、インサートスターが（自動でテープを挿入することにより）各ジョブを区別します。
トビアス・リービング氏は、プロセスの自動化が非常に重要であると考えています。「1時間に4～5回のジョブチェンジがあるため、前準備プロセスのスピードは経済的な生産をするにあたって非常に重要です。」
ラーヴェンスブルガー社はハイデルベルグの枚葉オフセット印刷機への投資を決定する前に、広範にわたってテストランを実施しました。ウィスロッホ-ヴァルドルフ工場にあるハイデルベルグのデモンストレーションセンターでは、スピードマスターXL106でラーヴェンスブルガー社と同じ印刷資材を使用して、顧客の印刷ジョブをどれくらい効率的に生産できるかを証明しなければなりませんでした。「損紙と生産高に関して、この技術に対して高い要求を持っていましたが、完璧に期待に応えるものでした。」と、リービング氏は説明します。特に、比較的薄い原反でも印刷機が確実に稼働することに感銘を受けたと言います。テストランの優れた結果は、実際の稼働においても裏付けられました。試運転から6カ月後、リービング氏は、印刷機の生産能力は99.4%であると報告しています。「この印刷システムは、本当に私たちを成功に導くものです。」
厚紙に加えて、ラーヴェンスブルガー社の仕事の多くは、標準的な用紙も扱っています。これらの種類の用紙は、印刷工程で紙伸びが発生しやすく、印刷ユニット間で見当が合わないことがあります。プリネクト自動用紙伸び補正を使えば、紙伸びを解決することができます。特定の用紙のグレードごとに紙伸びを予測し、絵柄を出力する際に自動的に補正をかけて出力します。プリネクト自動用紙伸び補正は、細いヘアラインのある絵柄を印刷する場合や、用紙全体に複数面付けする場合に特に効果的です。「ハイデルベルグのソフトウェアは品質標準化に貢献しており、私たちの高い要求を満たすためになくてはならないツールです。」と、リービング氏は説明します。
「ラーヴェンスブルガー社のような企業にスピードマスターXL106の利点を評価してもらえたことは、当社のPush to Stopコンセプトの競争力を改めて示すものです。」と、ハイデルベルグセールスの責任者デビット・シュメディングは述べています。「ラーヴェンスブルガー社との長年の顧客関係は、信頼とパートナシップに基づいています。同社は、ハイデルベルグのチームと専門知識が常に頼れるものであると知っています。」と、セールス兼顧客サービス担当のミルコ・クルムプは続けます。
02/15/2022
ラーヴェンスブルガー社は、ボードゲームやカードゲーム、おもちゃ、ジグソーパズル、児童書などを生産する世界有数のメーカーです。Brio,Think-FunやWonder-Forgeなど、ドイツ国内および国際的なブランドを持つ同社は、世界中で2,300人以上の社員を擁しており、その製品のほとんどは社内で開発および生産されています。
ジグソーパズルやゲームの需要は、現在力強い成長を見せており、これはとりわけ、ラーヴェンスブルガー社で近年大幅に増加している社内印刷ボリュームによって実証されています。同社の生産責任者であるトビアス・リービング氏は、「印刷枚数はこの3年間で3,700万枚から4,900万枚に増加しました。」と、数字の裏付けをします。
枚葉オフセット印刷機は、ラーヴェンスブルクにある同社の工場のコンピテンスセンターで使用されています。用紙、フォーマット、インキの順番は大部分が標準化されています。ハイデルベルグのコーティングユニット搭載スピードマスターXL106-5+Lは2021年夏に稼働を開始しました。76 x 106cmの拡張シートフォーマット（標準フォーマット：75 x 106cm）によって、複数ページを印刷する際に印刷可能範囲を最適化することが可能になります。
スピードマスターXL106は、2020ジェネレーションから高度に自動化されており、Push to Stopテクノロジーを備えています。これにより、ジョブキューに送られたジョブは、自動で完了します。アシスタントソフトウェアのインテリスタート3は、リスト上のジョブを分析し、ジョブチェンジの際にどの仕事順で準備するかを自動で決定します。スピードマスターのオペレーティングシステムは、印刷オペレータに生産プロセスをガイドし、手動による介入が必要なタイミングを示します。
プレート・トゥ・ギャラリーは、刷版を印刷機のギャラリーの高さまで持ち上げる自動プレートロジスティックソリューションです。オートプレートプロを使用すれば、印刷ユニット5台の全体のプレート交換は自動で行われ、2分以内に完了します。
全自動測色システムプリネクトインプレスコントロールは、インキの供給量や見当を自動で約100枚以内に調整し、クオリティーアシスタントシステムは、すべての品質基準を監視します。目標値に到達するとインテリスタート3は自動で本生産速度に切り替わります。
生産高を最大化するために、印刷機は525mm嵩上げした基礎に設置されています。デリバリはノンストップ生産を可能にし、床下コンベヤシステムは各パイルが取り外されると空のパレットを自動的に供給します。デリバリパイルでは、インサートスターが（自動でテープを挿入することにより）各ジョブを区別します。
トビアス・リービング氏は、プロセスの自動化が非常に重要であると考えています。「1時間に4～5回のジョブチェンジがあるため、前準備プロセスのスピードは経済的な生産をするにあたって非常に重要です。」
ラーヴェンスブルガー社はハイデルベルグの枚葉オフセット印刷機への投資を決定する前に、広範にわたってテストランを実施しました。ウィスロッホ-ヴァルドルフ工場にあるハイデルベルグのデモンストレーションセンターでは、スピードマスターXL106でラーヴェンスブルガー社と同じ印刷資材を使用して、顧客の印刷ジョブをどれくらい効率的に生産できるかを証明しなければなりませんでした。「損紙と生産高に関して、この技術に対して高い要求を持っていましたが、完璧に期待に応えるものでした。」と、リービング氏は説明します。特に、比較的薄い原反でも印刷機が確実に稼働することに感銘を受けたと言います。テストランの優れた結果は、実際の稼働においても裏付けられました。試運転から6カ月後、リービング氏は、印刷機の生産能力は99.4%であると報告しています。「この印刷システムは、本当に私たちを成功に導くものです。」
厚紙に加えて、ラーヴェンスブルガー社の仕事の多くは、標準的な用紙も扱っています。これらの種類の用紙は、印刷工程で紙伸びが発生しやすく、印刷ユニット間で見当が合わないことがあります。プリネクト自動用紙伸び補正を使えば、紙伸びを解決することができます。特定の用紙のグレードごとに紙伸びを予測し、絵柄を出力する際に自動的に補正をかけて出力します。プリネクト自動用紙伸び補正は、細いヘアラインのある絵柄を印刷する場合や、用紙全体に複数面付けする場合に特に効果的です。「ハイデルベルグのソフトウェアは品質標準化に貢献しており、私たちの高い要求を満たすためになくてはならないツールです。」と、リービング氏は説明します。
「ラーヴェンスブルガー社のような企業にスピードマスターXL106の利点を評価してもらえたことは、当社のPush to Stopコンセプトの競争力を改めて示すものです。」と、ハイデルベルグセールスの責任者デビット・シュメディングは述べています。「ラーヴェンスブルガー社との長年の顧客関係は、信頼とパートナシップに基づいています。同社は、ハイデルベルグのチームと専門知識が常に頼れるものであると知っています。」と、セールス兼顧客サービス担当のミルコ・クルムプは続けます。
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