The Power of Color: ハイデルベルグの新しい測色システムは自動化を促進し、人工知能を活用

04/05/2022

  • 新しいプリネクトイージーコントロール – 分光測色技術へのフレキシブルな出発点
  • 商業印刷とパッケージ印刷における高い品質要求に応えるプリネクトアクシスコントロール
  • プリネクトイメージコントロール4 – ラベル印刷およびパッケージ印刷で品質保証を強化
  • 特許取得のオペークホワイトコントロール搭載のインライン測色システムプリネクトインプレスコントロール
  • 自己学習型のカラーアシスタントプロはAIでさらに効率的に

„The Power of Color“は、ハイデルベルグが新しい会計年度を迎えるにあたり選択したスローガンで、同時に、色測定、制御システムおよびプリネクトカラーワークフローに大幅な追加を行いました。これによりハイデルベルグは、商業印刷、パッケージ印刷およびラベル印刷における、効率的で信頼性の高い品質管理への高まる需要に応えることができます。プリネクトイージーコントロール、プリネクトアクシスコントロール、プリネクトイメージコントロール、およびプリネクトインプレスコントロールによって、ハイデルベルグはあらゆる規模の印刷会社および性能クラスの枚葉オフセット印刷機向けの4つの分光光度測定システムを市場に提供しています。

分光光度測定、特許取得のカラーコントロールおよびさらに強化されたプリネクトカラーワークフローにより、すべてのスピードマスター印刷機において、より少ない損紙で迅速な仕事替えが可能なだけでなく、生産中の品質管理とデータの記録が、エンドツーエンドで利用可能です。測定された分光値に基づくカラーコントロールは、商業印刷、ラベル印刷およびパッケージ印刷において、可能な限り迅速に目的の色を実現するために、最も確実な方法です。ハイデルベルグは、このために長年にわたって分光測色技術を開発してきました。

「分光測色技術の製品ポートフォリオ全体の一貫した開発により、あらゆる規模の商業印刷会社およびパッケージ印刷会社は、スマートプリントショップに向かって、あるいは場合に応じて完全自動運転印刷に向けて、カラーワークフローを最適化することができます。」と、ハイデルベルグのプロダクトマネジメントシートフェッド担当のユルゲン・ミットマンは述べています。

プリネクトイージーコントロール – 分光測色技術のフレキシブルな出発点
プリネクトアクシスコントロールはさらに強化され、測定条件M1に対応
プリネクトイメージコントロールで用紙全体を測定
プリネクトインプレスコントロール3の複数の新機能によりユーザーは完全自動運転印刷も可能に
改良されたプリネクトカラーワークフローはサードパーティーのソフトウェアをサポート
自己学習型のカラーアシスタントプロは人工知能と連携
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太田 一彦
デジタルマーケティング部 Tel: 03-5715-7374
Fax.: 03-5715-7260

The Power of Color: ハイデルベルグの新しい測色システムは自動化を促進し、人工知能を活用

04/05/2022

„The Power of Color“は、ハイデルベルグが新しい会計年度を迎えるにあたり選択したスローガンで、同時に、色測定、制御システムおよびプリネクトカラーワークフローに大幅な追加を行いました。これによりハイデルベルグは、商業印刷、パッケージ印刷およびラベル印刷における、効率的で信頼性の高い品質管理への高まる需要に応えることができます。プリネクトイージーコントロール、プリネクトアクシスコントロール、プリネクトイメージコントロール、およびプリネクトインプレスコントロールによって、ハイデルベルグはあらゆる規模の印刷会社および性能クラスの枚葉オフセット印刷機向けの4つの分光光度測定システムを市場に提供しています。

分光光度測定、特許取得のカラーコントロールおよびさらに強化されたプリネクトカラーワークフローにより、すべてのスピードマスター印刷機において、より少ない損紙で迅速な仕事替えが可能なだけでなく、生産中の品質管理とデータの記録が、エンドツーエンドで利用可能です。測定された分光値に基づくカラーコントロールは、商業印刷、ラベル印刷およびパッケージ印刷において、可能な限り迅速に目的の色を実現するために、最も確実な方法です。ハイデルベルグは、このために長年にわたって分光測色技術を開発してきました。

「分光測色技術の製品ポートフォリオ全体の一貫した開発により、あらゆる規模の商業印刷会社およびパッケージ印刷会社は、スマートプリントショップに向かって、あるいは場合に応じて完全自動運転印刷に向けて、カラーワークフローを最適化することができます。」と、ハイデルベルグのプロダクトマネジメントシートフェッド担当のユルゲン・ミットマンは述べています。

プリネクトイージーコントロール – 分光測色技術のフレキシブルな出発点

プリネクトイージーコントロールは、2010年の発売以来、800台以上のスピードマスター枚葉オフセット印刷機に搭載されています。ハイデルベルグはこの度、成功を収めてきたこの測定システムの次世代モデルを市場に投入しました。中心となるのは、簡単にマウントから取り外して、プリプレスでのキャリブレーションなど他の目的に使用できる高品質の分光光度計です。これにより、ユーザーは非常に柔軟な使い方ができるようになります。また、使いやすく、正確な結果を得ることができます。このシステムは、最大135 mm/秒で測定が可能で、A3シートを4秒未満で測定することができます。内臓ビデオカメラは、品質コントロールストリップの位置(用紙の先端、中央、後端)の手動調整をサポートしています。新しい機能のひとつとして、プリネクトイージーコントロールは、小さいディプコミクロコントロールストリップ(測定範囲 3.25×4 ミリメートル)を測定できるようになりました。

測定機器は、パーキングポジションに戻ると、インダクション経由で充電されます。測定機器は、プリネクトプレスセンター3/XL3制御コンソールに統合され、プリネクトプロダクションマネージャーのセントラルカラーデータベースに接続されています。プリネクトイージーコントロールは、標準化された測定条件下で、M1、M2、M3を測定することができます。

プリネクトアクシスコントロールはさらに強化され、測定条件M1に対応

プリネクトアクシスコントロールも同様の改良を行いました。毎秒200mmの速度は、同クラスの測定システムは最速であり、商業印刷やパッケージ印刷のアプリケーションどちらにも適しています。オートフォーカス機能は、非接触測定中に様々な原反の厚みを自動的に補正します。新しい機能として、アクシスコントロールは測定条件M1 (用紙の蛍光増白剤を考慮)をサポートするようになりました。アクシスコントロールは、印刷シートと白紙の印刷コントロールストリップを自動的に検出します。プリネクトアクシスコントロールは、トラッキング機能により、用紙を水平、垂直方向に正確に測定します。

プリネクトイメージコントロールで用紙全体を測定

次世代のプリネクトイメージコントロール4は、品質コントロールストリップと印刷絵柄全体のどちらも測定します。この測定システムは、用紙全体に複数のリピートがありカラーマネジメントを完全に一致させる必要があるラベル印刷やパッケージ印刷に特に適しています。ベタ領域、スクリーン画像およびミニスポットはすべて、色制御と品質評価を目的として同様に測定されます。オプションとしてプリネクトイメージコントロールは、一度の用紙スキャンで印刷絵柄のエラーを検知し、PDF検査が可能です。ハイデルベルグの特許取得のオペークホワイト制御システムが標準で統合されています。単一の測定ヘッドは、測定条件M1にも対応するようになりました。データをプリネクトプロダクションマネージャーのプリネクトカラーツールボックスへ転送あるいは、サードパーティーのソフトウェアソリューションに転送することができます。また、最大4台の印刷機をプリネクトイメージコントロールに接続することができます。プリネクトイメージコントロール4は、24インチのマルチタッチスクリーンで一元操作が可能です。

プリネクトインプレスコントロール3の複数の新機能によりユーザーは完全自動運転印刷も可能に

ピークパフォーマンスクラスのスピードマスター向けのインライン分光測色システム、プリネクトインプレスコントロールは、最小限の損紙と一貫して安定性のあるカラーマネジメントで、前準備プロセスを迅速に完了します。インプレスコントロールは、カラーマネジメントと見当を生産中に数枚以内で調整します。クオリティアシスタントに保存されている許容値に到達すると、本生産が自動的に開始されます。

プリネクトインプレスコントロール3は、暗色、メタリックおよび透明な原反上のオペークホワイトを測定および制御できるようになりました。これにより、パッケージ印刷やラベル印刷のアプリケーションの範囲が大幅に広がります。「オペークホワイト上の色の測定と制御は、最先端の技術です。ハイデルベルグがプリネクトイメージコントロールで初めて実現するまで、オペークホワイト自体を制御するためのソリューションは、これまでありませんでした。将来的には、この特許取得済みのアルゴリズムをプリネクトインプレスコントロール3のインライン制御でも提供できるようになります。」と、ミットマンは述べています。この新機能は2022年末までに標準として測定および制御システムに統合され、2022年4月にはプリントメディアセンターで開催されるラベルデイで初公開されます。

高級な素材を扱うラベル印刷あるいはパッケージ印刷会社向けに設計されたもうひとつの新機能は、プリネクトインプレスコントロール3での前準備時の損紙識別システムです。この新しい損紙識別システムのおかげで、損紙を使用してインキングユニットをセットアップすることができます。フィーダのセンサーが印刷された損紙を検出し、自動的にインプレスコントロールを有効にし、新しく印刷された用紙でのみ測定が行われるようにします。このシステムは、ラベル印刷用のスピードマスターXL106に初めて搭載され、これまでの実績によると、前準備に関連する用紙コストを年間約80,000ユーロ削減できることを示しています。

さらに、新バージョンのプリネクトインプレスコントロール3では、ユーザーは用紙データベースに保存されている原反のホワイト値を保存できます。ホワイト値が原反と合わせてスピードマスターに転送される場合、ジョブの開始時に現在の原反を携行型測定機器で測定する必要がないため、前準備時間を短縮することができます。これは、Push to Stopフィロソフィーに欠かせない、もうひとつのステップです。

改良されたプリネクトカラーワークフローはサードパーティーのソフトウェアをサポート

プリネクトプロダクションマネージャーのセントラルカラーデータベースは、一度印刷機で印刷された色の値を保存し、同じネットワーク内の他の印刷機でも利用できるようにします。これにより、複数にわたる測定が不要になり、すべての印刷オペレータおよび印刷機が同じ基準で作業することが可能になります。CxFデータ(カラーエクスチェンジフォーマット:特色の分光データ)をインポートあるいはエクスポートするために、単一のインターフェースが標準として使用できます。これにより、インキ設定をサードパーティーのシステムから読み取ったり、サードパーティーのシステムに転送することができます。Pantone、HKS、Fogra51およびFogra52の値もデータベースに保存されます。さらに、保存された色の値は、乾燥プロセスにおける色座標の変化が考慮されています。その上で、特定の用紙のインキのウェット時の値がデータベースに保存されます。さらにハイデルベルグは、プリネクトプロダクションマネージャーのAPIインターフェースを拡張し、プリネクト測色システムの分光測定値を品質分析の目的のためサードパーティーのソフトウェア製品に転送できるようにしました。

自己学習型のカラーアシスタントプロは人工知能と連携

スピードマスターでジョブが開始されると、インキの名前に合わせて最適なカラープリセットとプリインキングが設定されます。これは、印刷開始時にインキ量を調整するのに役立ち、用紙を節約し、生産を迅速に開始できるようにします。カラーアシスタントプロは、安定したプロセスを実現するために、原反固有の特性曲線を考慮します。さらに、人工知能によって制御されるアルゴリズムが、カラーマネジメントとインキゾーンの設定について、どの程度改善できるか監視しています。

これにより、継続的な最適化と変化する印刷条件への対応が可能になります。カラーアシスタントプロは、プリネクトイージーコントロールとアクシスコントロールで利用可能です。

特に、印刷中にインキングを継続的に測定するプリネクトインプレスコントロール3と組み合わせると、その潜在能力を最大限に発揮することができます。自己学習プロセスのおかげで、オペレータの知識が不十分であったとしてもエラーを回避し、カラープリセッティングが自動で最適化されます。

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