11/14/2022
ドレスデンに拠点を置くオンラインプリントショップのザクソプリント社は、ハイデルベルグのプレートロジスティクスシステム「プレート・トゥ・ユニット」のパイロットユーザーの一社です。
ハイデルベルグのプレート・トゥ・ユニットは、完全自動プレートロジスティクスとして、印刷生産における自動化のギャップを補完します。
オンライン印刷では、速度、総合設備効率（OEE）、総所有コスト（TCO）が、収益性の向上と長期的な市場での成功の鍵を握っています。
ザクソプリント社のマネージングディレクターであるクラウス・ザウアー氏は、「プレート・トゥ・ユニットは完全自動運転印刷にとって、ゲームチェンジャーです。」と述べています。
ザクソプリント社では、注文から出荷まで、一日に約4,500件のジョブを処理しています。
オンラインプリントショップは回復の兆しを見せており、受注は満足のいく水準にまで回復しています。多くの企業がパンデミックの期間を利用して、社内プロセスの最適化や業務のデジタル化を進めました。その結果、オンラインプリントショップ(印刷通販会社)は、ウェブ・トゥ・プリントポータルから完成品の配送に至までの標準化とプロセスオートメーションにおいて、プリントメディア業界をリードしています。大量の印刷物を確実に処理するためには、印刷会社は顧客とのインタフェースと印刷生産の両方において、生産性への要求と、完全に統合され安定したプロセスに対する高い要求を満たす必要があります。さらに、サービスと密接に関連する顧客満足の観点は、このビジネスモデルの初期の頃よりも重視されるようになりました。また、総合設備効率（OEE）や、総所有コスト（TCO）もビジネスの長期的な収益性を左右する重要な要素となっています。ドレスデンに本社を置くザクソプリント社は、この市場セグメントにおけるヨーロッパの大手企業の一社であり、500人の従業員を擁し、商業印刷、パッケージ、広告等、一日に約4,500件の印刷ジョブを受注から出荷まで行っており、ドレスデンからドイツ国内およびヨーロッパ市場向けにサービスを提供しています。
ザクソプリント社は、ハイデルベルグとの長年に渡るパートナーシップの下、最新の自動化ソリューションやPush to Stopコンセプトへの継続的な投資を行っています。ハイデルベルグの数々のイノベーションのパイロットユーザーとして、同社はソリューションの実用化に関する需要な開発推進力となっています。例えば、ハイデルベルグが2020年の秋に最新のスピードマスターXL106ジェネレーションと合わせて世界初公開した、全自動プレートロジスティクス「プレート・トゥ・ユニット」のパイロットユーザーの一社でもあります。ザクソプリント社は今回、生産ワークフローもプリネクトに切替え、完全に統合された完全自動運転印刷の基盤を構築しました。
「ザクソプリント社はオンライン印刷の分野でプライスリーダーシップを発揮することを目指しています。私たちは、お客様に信頼できる高品質の製品をベストプライスで提供したいと考えています。」と、同社のマネージングディレクター クラウス・ザウアー氏は述べています。「これは、長期的にバリューチェーン全体を完全に自動化することによってのみ達成可能です。それによって、プレスルームの自動化が現実的なものになります。ワークフローの統合と、新しいプレート・トゥ・ユニットシステムは、この目標を達成するための重要なマイルストーンであり、ハイデルベルグは重要なパートナーです。」と彼は付け加えます。
「コストの増加と競争のプレッシャーの増大は、私たちの顧客が直面している大きな課題の一つです。この課題に取り組むための最良の方法は、生産プロセスの生産性を向上させることです。私たちの伝統的なコアビジネスであるオフセット印刷の分野においても、自動化の可能性はまだまだ残されています。」と、ハイデルベルグのCEOルードウィン・モンツは述べています。「ザクソプリント社との緊密な協力関係により、私たちはテクノロジーリーダーシップを維持し、顧客の競争力を高め、自動化ソリューションを市場に投入するための準備をより迅速かつ的確に進めています。」と強調します。
プレート・トゥ・ユニットは、プレートロジスティクスを完全に自動化することができます。印刷機で刷版を使用する準備と廃棄する工程をほぼ完全に自動化することができます。オペレータは、インテリジェントなアシストシステムによってガイドされ、必要な場合のみ介入します。ハイデルベルグは、完全自動運転印刷を実現するために、機器に関しても大きな補完を行なっています。特に小ロット印刷が多いオンラインプリントショップなど、すでに産業規模で生産をしている印刷会社では、1時間あたり10回以上のジョブチェンジが発生することがあり、経験が少ないオペレータにとっては作業負荷も高くなります。プレート・トゥ・ユニットは、オペレータが操作せずに高い生産性（OEE）を達成することが可能です。さらに、オペレータの負担を軽減し、ダウンタイムの少ない、確実で安定したプロセスを実現します。
「刷版交換は、印刷工程の中でも特に手間のかかる作業であり、私たちもスキル不足の影響を実感しています。」とクラウス・ザウアー氏は述べています。「プレート・トゥ・ユニットを使用することで、小ロットでも高い生産性を実現することができます。また、プレートを傷つけるリスクもほとんどなくなり、工程全体が安定し計画も立てやすくなりました。」と同氏は続けます。
受け取ったデータを正しく処理することは、プロセスをシームレスに進めるための重要な要素です。プリネクトワークフローは、プレート・トゥ・ユニットのジョブ順序を計画するために使用されます。デジタルプラニングツール「プリネクトスケジューラー」が入稿データを分析し、用紙の品種やフォーマット、絵柄面積や折りのレイアウトなどの基準に基づき、最適な順序を決定します。その後、スープラセッターの生産ライン上で全自動で刷版を出力します。プリネクトプレートパイロットにより、スープラセッターのプレートセッターは、印刷工程に適した順序でプレートを出力し、プレートトロリーに載せてプレート・トゥ・ユニットシステムへ搬送します。各プレートには固有のQRコードがつけられ、このセンサー制御のシステムにより、適切なタイミングで、適切なプレートを適切な印刷ユニットで使用することが可能になります。このプロセスでは、加工しない面のみに接触するため、プレートが折れ曲がったり傷が付くリスクが無くなり、ダウンタイムをさらに短縮することができます。
「プレート・トゥ・ユニットにより、自動化のギャップを補完し、オフセット印刷を小ロットの工業生産にさらに適したものにすることで、スマートプリントショップの開発を新たなレベルに押し上げることができます。ザクソプリント社はでの試験運用では、約20万枚の刷版交換を行い、日常的な運用に必要な堅牢性を備えていることが裏付けされました。ザクソプリント社のチームとの継続的な対話の中で、私たちは連続生産の開始に先立って、プレート・トゥ・ユニットの更なる改善を行いました。」と、ハイデルベルグのプロダクトマネジメント オフセット責任者ライナー・ヴォルフは説明します。
ザクソプリント社は、プレート・トゥ・ユニットのパイロットユーザーとして数か月間、非常に良い経験を得たことから、新しいスピードマスターXL106-8-Pと組み合わせて、さらなるシステムへの投資を決定しました。すでに搬入は順調に進んでおり、試運転も間近に迫っています。「プレート・トゥ・ユニットは私たちにとってゲームチェンジャーです。中期的には、このテクノロジーが当社の標準になることを期待しています。」とクラウス・ザウアー氏は述べています。
11/14/2022
オンラインプリントショップは回復の兆しを見せており、受注は満足のいく水準にまで回復しています。多くの企業がパンデミックの期間を利用して、社内プロセスの最適化や業務のデジタル化を進めました。その結果、オンラインプリントショップ(印刷通販会社)は、ウェブ・トゥ・プリントポータルから完成品の配送に至までの標準化とプロセスオートメーションにおいて、プリントメディア業界をリードしています。大量の印刷物を確実に処理するためには、印刷会社は顧客とのインタフェースと印刷生産の両方において、生産性への要求と、完全に統合され安定したプロセスに対する高い要求を満たす必要があります。さらに、サービスと密接に関連する顧客満足の観点は、このビジネスモデルの初期の頃よりも重視されるようになりました。また、総合設備効率（OEE）や、総所有コスト（TCO）もビジネスの長期的な収益性を左右する重要な要素となっています。ドレスデンに本社を置くザクソプリント社は、この市場セグメントにおけるヨーロッパの大手企業の一社であり、500人の従業員を擁し、商業印刷、パッケージ、広告等、一日に約4,500件の印刷ジョブを受注から出荷まで行っており、ドレスデンからドイツ国内およびヨーロッパ市場向けにサービスを提供しています。
ザクソプリント社は、ハイデルベルグとの長年に渡るパートナーシップの下、最新の自動化ソリューションやPush to Stopコンセプトへの継続的な投資を行っています。ハイデルベルグの数々のイノベーションのパイロットユーザーとして、同社はソリューションの実用化に関する需要な開発推進力となっています。例えば、ハイデルベルグが2020年の秋に最新のスピードマスターXL106ジェネレーションと合わせて世界初公開した、全自動プレートロジスティクス「プレート・トゥ・ユニット」のパイロットユーザーの一社でもあります。ザクソプリント社は今回、生産ワークフローもプリネクトに切替え、完全に統合された完全自動運転印刷の基盤を構築しました。
「ザクソプリント社はオンライン印刷の分野でプライスリーダーシップを発揮することを目指しています。私たちは、お客様に信頼できる高品質の製品をベストプライスで提供したいと考えています。」と、同社のマネージングディレクター クラウス・ザウアー氏は述べています。「これは、長期的にバリューチェーン全体を完全に自動化することによってのみ達成可能です。それによって、プレスルームの自動化が現実的なものになります。ワークフローの統合と、新しいプレート・トゥ・ユニットシステムは、この目標を達成するための重要なマイルストーンであり、ハイデルベルグは重要なパートナーです。」と彼は付け加えます。
「コストの増加と競争のプレッシャーの増大は、私たちの顧客が直面している大きな課題の一つです。この課題に取り組むための最良の方法は、生産プロセスの生産性を向上させることです。私たちの伝統的なコアビジネスであるオフセット印刷の分野においても、自動化の可能性はまだまだ残されています。」と、ハイデルベルグのCEOルードウィン・モンツは述べています。「ザクソプリント社との緊密な協力関係により、私たちはテクノロジーリーダーシップを維持し、顧客の競争力を高め、自動化ソリューションを市場に投入するための準備をより迅速かつ的確に進めています。」と強調します。
プレート・トゥ・ユニットは、プレートロジスティクスを完全に自動化することができます。印刷機で刷版を使用する準備と廃棄する工程をほぼ完全に自動化することができます。オペレータは、インテリジェントなアシストシステムによってガイドされ、必要な場合のみ介入します。ハイデルベルグは、完全自動運転印刷を実現するために、機器に関しても大きな補完を行なっています。特に小ロット印刷が多いオンラインプリントショップなど、すでに産業規模で生産をしている印刷会社では、1時間あたり10回以上のジョブチェンジが発生することがあり、経験が少ないオペレータにとっては作業負荷も高くなります。プレート・トゥ・ユニットは、オペレータが操作せずに高い生産性（OEE）を達成することが可能です。さらに、オペレータの負担を軽減し、ダウンタイムの少ない、確実で安定したプロセスを実現します。
「刷版交換は、印刷工程の中でも特に手間のかかる作業であり、私たちもスキル不足の影響を実感しています。」とクラウス・ザウアー氏は述べています。「プレート・トゥ・ユニットを使用することで、小ロットでも高い生産性を実現することができます。また、プレートを傷つけるリスクもほとんどなくなり、工程全体が安定し計画も立てやすくなりました。」と同氏は続けます。
受け取ったデータを正しく処理することは、プロセスをシームレスに進めるための重要な要素です。プリネクトワークフローは、プレート・トゥ・ユニットのジョブ順序を計画するために使用されます。デジタルプラニングツール「プリネクトスケジューラー」が入稿データを分析し、用紙の品種やフォーマット、絵柄面積や折りのレイアウトなどの基準に基づき、最適な順序を決定します。その後、スープラセッターの生産ライン上で全自動で刷版を出力します。プリネクトプレートパイロットにより、スープラセッターのプレートセッターは、印刷工程に適した順序でプレートを出力し、プレートトロリーに載せてプレート・トゥ・ユニットシステムへ搬送します。各プレートには固有のQRコードがつけられ、このセンサー制御のシステムにより、適切なタイミングで、適切なプレートを適切な印刷ユニットで使用することが可能になります。このプロセスでは、加工しない面のみに接触するため、プレートが折れ曲がったり傷が付くリスクが無くなり、ダウンタイムをさらに短縮することができます。
「プレート・トゥ・ユニットにより、自動化のギャップを補完し、オフセット印刷を小ロットの工業生産にさらに適したものにすることで、スマートプリントショップの開発を新たなレベルに押し上げることができます。ザクソプリント社はでの試験運用では、約20万枚の刷版交換を行い、日常的な運用に必要な堅牢性を備えていることが裏付けされました。ザクソプリント社のチームとの継続的な対話の中で、私たちは連続生産の開始に先立って、プレート・トゥ・ユニットの更なる改善を行いました。」と、ハイデルベルグのプロダクトマネジメント オフセット責任者ライナー・ヴォルフは説明します。
ザクソプリント社は、プレート・トゥ・ユニットのパイロットユーザーとして数か月間、非常に良い経験を得たことから、新しいスピードマスターXL106-8-Pと組み合わせて、さらなるシステムへの投資を決定しました。すでに搬入は順調に進んでおり、試運転も間近に迫っています。「プレート・トゥ・ユニットは私たちにとってゲームチェンジャーです。中期的には、このテクノロジーが当社の標準になることを期待しています。」とクラウス・ザウアー氏は述べています。
デジタルマーケティング部
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